Aokiモーターステーション|FMグンマ86.3|毎週月曜15:30~

【電子制御の限界】

トラクションコントロール・ウィリーコントロール・なんちゃらコントロール・・・・
電子制御満載で今のMotoGPは楽なんでしょ?
そんなお話を耳にします。。。
楽になるどころかその逆で非常に高い運動能力を問われるようになりました

この話は異常に長くなるので割愛させて頂き💦
ここからフィードバックされている電子制御は
皆さんが安全に楽しく走れる機能になって
市販されている事をご説明いたします。

この太い濃いブラックマークも昔は電子制御のお陰でしたが
現在はライダーの右手でほぼほぼ操作してます(驚)
image:SuzukiMotoGP

今回はトラクションコントロールを掘り下げましょう
頑張って着いてきてください(笑)

2016年からワタシが開催している
『MOTUL日本GPテクニカルパドックツアー』
その素材を使ってご説明いたします👐

多くのバイクは前後ホイールについたスピードセンサーから
送られる信号をECUが常に見守ります。

例えば雨でマンホールに乗ってリアタイヤが空回り!
前後タイヤのスピード差が生じます(汗)
  ↓
【ECU】お、滑らせちゃったね!
  ↓
【エンジン】パワー絞るよ!
  ↓
【タイヤ】グリップ復活
  ↓
【ライダー】転倒を回避👍 

かなり大雑把ですが、こんなやり取りがされているはずです(笑)

トラクションコントロールは大きく分けて3種類
「失火タイプ」が大多数を占めると思います
ピストンがシリンダー内で上死点に到達しても
プラグに電気を通さず火花を飛ばさないのが「失火」

上死点を過ぎピストンが下がり始めてから
プラグ点火、パワーを出さない「遅角タイプ」は
一部のスーパースポーツに搭載


繊細な制御+燃費が良い「パワーコントロール」が
MotoGPには必要不可欠になりました。
しかし恐ろしく綿密なプログラム、膨大なデータ
驚くほどのエンジニアさんの数が必要・・・

「でした」

そう、2016年共通ECUになってからは使われていません・・・
(現在は違う方法で制御)

でも折角なのでもう少し掘り下げます(笑)
ライダーはギクシャクが大嫌い
出来る限りのスムーズを求めて進化させます。

先出の失火はフルバンク中にギクシャクしたら怖いのでNG
遅角も良いですが使いすぎると排気温度が上がり過ぎたりと
メカ的にも厳しい一面があるのでパワーコントロールに
開発を集中します

パワーコントロールはECUからの指令により
ガソリンを絞る→その少なくなったガソリンがエンジン内に→パワー絞られる
実行するまでの時間が長いのです。1秒くらい・・?

2006年頃でしたか、それまでパンパン、ゲロゲロと音を出してのが
HONDAのマシンから何も制御の音がしなくなり、ワタシの中では????

image:MotoGP

これがパワーコントロールの始まりでした。
どうやって先程の1秒のギャップを埋めてる??

「滑る前の1秒前に指令を出す」
誰が乗ってる・・・・そんな雰囲気の進化

当時のHRC中本副社長のインタビューで
ASIMOセンサーを載せていることが判明!!

ASIMOが指令を出していたのか~~(笑)

正確にはそのセンサーを基に滑る前に指令を出す
「予測プログラム」を作り上げてしまったのです・・・

勝てる気がしなかったのだけ覚えてます(笑)








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