株式会社Sサプライは2018年、鈴鹿8耐へ『MotoMapSUPPLY 』としてSSTクラスへ挑戦します!

SST車両への取り組み。エンジンの制御、その過程と目的。

本日は公式予選日。

結果はSSTクラス3位、総合28位とSST初挑戦ではまずまずの結果でしたが、当然トップを狙っていたので悔しい結果です。日曜の決勝で巻き返します。

さて、SST車両への取り組みの第三弾として今回はエンジン制御について。まず、現代の八耐EWCのファクトリースペックの車両はメインECUをほとんどがフルコンと呼ばれるものに変更しています。有名なところではMotoGPで統一されているMarelli社のECUですが八耐のEWC車両もほとんどが同等のECUへ変更されています。

この真ん中のMotoGP車両もMarelli社のECUで制御されています。

このいわゆるフルコンを説明しようとすると語弊を生みそうなのでサラッと書くと『なんでも出来る』『なんでも出来すぎる』というものになります。

それに対してSST車両ではECU自体のサイズ変更が出来ない為、いわゆるキットコンピューターでの対応となります。SUZUKI車ではヨシムラジャパンから販売されているレーシングECUセットを使用しています。

しかしうちのチームに関しては実は昨年のEWC仕様の車両でもこの市販キットコンピューターを使用していました、MotoMapの冠をいただく我々は市販車のスペックを実証する為にレース活動を行っているのでユーザーフレンドリーの高い製品を使用して戦うという事を命題としてきたからです。

ちょっと脱線しましたが、今回のSSTでももちろんこのキットを使用してのレースに臨んでいますが、昨年フルモデルチェンジしたGSX-R1000はスロットルやバタフライ、シフターやブリッパー、エンブレやトラクションコントロール等々多岐にわたり電気で制御箇所があります。なんでも出来るいわゆるフルコンの魅力もありますが、キットコンピューターを使用することにより『出来る事を集中的にやる』という考え方でセットアップが進める事が出来ます。
セッション途中でのセット変更。短い時間だからこそ集中的に変更していくというのは実は高いメリットがあります。セットアップは何かを変えればいいというものではなく、何を変えて求める結果を出すかということを念頭においています。それはもちろん早いタイムを求めるという事ではあるのですが、我々は常に八耐の決勝を見据えてのセットアップを行います。

車両がピットインしてピットアウトするまでの短い間にセットを変更、そしてデータロガーから吸い出したデータを元に次のセットアップを作成していく。短いセッションの間もチームは常に常に前に進んでいるのです。

エンデュランスは普通のレースと違い、決められた周回数をいかに早く走るかではなく。決められた時間で如何に長い周回を走れるか、長い距離を走れるかが目的となります。

なので我々のいうエンジンマネジメントというのは常に燃費との闘いでもあるのです。

写真は数少ないSサプライのオリジナル製品フューエルポンプドライバーです。何かというと
『タンクに内蔵された燃料ポンプを動かし、タンクに残った燃料を抜く』というためだけの装置。
使用燃料や死にガスを調べるのに必須なのですが、無かったので
SPECIAL AGENTさんに作ってもらいました。

大体でやっては結果が出せない燃料管理。エンジンがどれくらいの燃料を使ったか、何周でどのくらい必要かを確実にする為にモニターを見ての周回管理スタッフ、燃料を計測するスタッフ、データを見てセットを作るスタッフ、セットを変更するスタッフ。一つのレースにこれだけのマネジメントが必要なレースだからこそ耐久は面白いと我々は考えています。

EWCに比べてノーマルに近いと言われるSSTですが、その中で如何に高い水準でレースをするのか。そこがまた違ったやりがいなのかもしれません。

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